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#ex1 【特別回】Claude CodeとCowork、何が違うの?— 最新情報で番組の内容もまとめてアップデート

この記事の内容は、2026年10月31日時点のAnthropicの公式情報で確かめたものです。AIの道具は変わるのが速いので、画面の表示などは、今後変わることがあります。
まず結論
- Cowork(コワーク)は、2026年9月16日に、普段のClaudeのチャットと1つになりました。 今の入口は「Claude」と「Claude Code」の2つです。Claude Codeは、Claudeと1つにはならずに、今までどおり別の製品として続いていきます
- 今のClaudeも、Claude Codeも、成果物まで作ってくれます。違いは、働く場所です。今のClaudeはインターネットの向こう側のクラウドの作業場所で、Claude Codeはみなさんのパソコンの中で働きます
- 第1回から第28回までの内容で、今はやり方が変わったところは大きく2つです。1つ目は、Claude Codeが最初から自動モードで動くようになったこと。2つ目は、第2回の「答えならチャットAI、成果物ならClaude Code」という選び方です
- 自動モードでは、確認リストに書いていない操作は、見張り役が「危なくない」と判断すれば確認なしで進みます。「消える」操作と「外に出る」操作は、確認リストに書いておきましょう
Coworkは、今どうなっている?
Coworkは、2026年1月にAnthropicが出した、Claudeのアプリの中の機能です。Anthropicは「Claude Codeと同じ仕組みを、ターミナルなしで使えるようにしたもの」と説明していました。最初はMacのデスクトップアプリの中の機能で、自分のパソコンのフォルダを1つ渡して、その中で作業してもらう形でした。
2026年9月16日に、Anthropicは「Coworkを、普段のClaudeのチャットと1つにする」と発表しました。今のClaudeは、普通に話しかけるところから始まって、作業が必要なお願いだと、Claudeが自分で判断して、同じ会話のまま作業まで進めてくれます。Coworkの公式のページにも、今は「Claude Cowork is now just Claude(Coworkは、今はただのClaudeになりました)」と書かれています。
- この切り替えは、プランごとに順番に進んでいる途中です(Pro・Max・Ultraから順番に。Teamはβ版。Freeは、2026年10月31日時点では日付が出ていません)
- そのため、使っているプランやタイミングによっては、まだ画面に「Cowork」の選択肢が出ていることがあります。いずれは1つになっていきます
- 一度新しい形に切り替わったアカウントは、元の「チャット」「Cowork」を選ぶ形には戻せません
今のClaudeとClaude Codeの比較表
| 今のClaude(Coworkと1つになったClaude) | Claude Code(この番組でお話ししてきた使い方) | |
|---|---|---|
| 働く場所 | インターネットの向こう側にある、Anthropicのコンピューターの中の作業場所(クラウドの作業場所)。会話ごとに1つずつ用意される | みなさんのパソコンの中 |
| 始め方 | ブラウザ・デスクトップアプリ・スマホのアプリで、普通に話しかける | ターミナル・VS Code・デスクトップアプリの「Code」タブで起動する |
| パソコンを閉じたとき | 作業はクラウドで続く。あとからスマホで続きを見られる | パソコンの中で動いているので、パソコンを閉じると止まる |
| 手元のファイル | デスクトップアプリを開いている間だけ、「使っていいよ」とつないだフォルダを読み書きできる(デスクトップアプリがつなぎ役) | パソコンの中のフォルダ・ファイルを、権限設定の範囲でそのまま使える |
| パソコンの中のソフト・コマンド | クラウドの作業場所の中にあるものだけで仕上げる | パソコンに入れてあるソフトや、コマンドと呼ばれる命令を、そのまま動かせる |
| 「うちのやり方」 | — | CLAUDE.md(貼り紙)・スキル(手順書)・フック・権限設定(許可・確認・拒否リスト)が置いてある場所で働く |
| 向いている仕事 | 準備なしで今すぐ頼みたい資料づくりや調べ物・出先からスマホで頼みたい仕事・受け取ったら終わりの資料 | 開発の仕事・パソコンの中の材料とやり方で、くり返しやる仕事 |
- Claude Codeにも、クラウドで動かす使い方(claude.ai/code など)があります。この番組では、パソコンの中で動かす使い方を前提にお話ししています
- 使える量は、同じ枠から減ります。有料のプランでは、claude.ai・デスクトップアプリ・Claude Codeで使った量が、同じ上限に数えられます。Claudeで重い資料づくりをたくさん頼むと、そのぶんClaude Codeを使える量も減ります
使い分けの目安
Anthropicの公式の分け方
Anthropicの公式の説明では、次のように分けて書かれています(Claude Codeのデスクトップアプリの公式ドキュメントより)。
Tasks that typically route to Code include fixing bugs, updating dependencies, running tests, or opening pull requests. Research, document editing, and spreadsheet work stay in Cowork.
プログラムの不具合を直す・テストを動かすといった開発の仕事はClaude Code、調べ物・文書の編集・表計算の仕事はClaude、という分け方です。
迷ったときの質問(順番に聞く)
公式の分け方は、Claude Codeにまだ何も準備をしていない状態での目安です。この番組で一緒に作ってきた貼り紙・手順書・フックのような「うちのやり方」がパソコンの中にあるなら、コード以外の仕事でも、Claude Codeで回したほうが、毎回同じやり方でやってもらえる場面はけっこうあります。それを踏まえた整理です。
- その仕事は、プログラムを作ったり直したりする、開発の仕事かどうか → 開発の仕事なら、Claude Code
- 開発の仕事でないときに、その仕事の材料とやり方が、自分のパソコンの中にあって、なおかつ、同じやり方で何回もくり返す仕事かどうか → 「はい」なら、コード以外の仕事でも、Claude Code(例: 毎月、パソコンの中の売上のファイルを集計して、決まった形の報告書にする)
- どちらの質問も「いいえ」(開発の仕事でもなく、くり返しでもない、1回だけの資料づくりや調べ物)→ 今のClaude
くり返すかどうか、まだわからない仕事は、Claude Codeから始めるのがおすすめです。 資料づくりや調べ物のような仕事はClaude Codeでもできますし、やってみて「毎月お願いしたい」となったら、その会話のまま「今のやり方を、スキルにしておいて」と頼めば、次からはスラッシュとスキルの名前を打つだけで、同じやり方で仕上げてもらえます。Claudeで始めた仕事をあとからくり返す仕事にしたくなったときは、Claudeでやったやり方を、Claude Codeのほうに持ってくる手間が1つ増えます。
第1回〜第28回の内容で、変わったところ
第1回から第28回までの内容を、2026年10月31日時点の公式の情報と照らし合わせました。ここでは、今だとやり方や結果が変わるものだけを挙げています(新しく増えた機能の紹介はしていません)。
変わったこと1つ目: Claude Codeは、最初から自動モードで動く
| 回 | 当時のお話 |
|---|---|
| 第1回・第3回 | Claude Codeは、何かする前に、必ず「これをやっていいですか?」と確認してくる |
| 第8回 | 確認が多くて疲れてくる、というところから、確認との付き合い方(「消える」と「外に出る」だけは自分の目でしっかり見る) |
| 第17回 | 何も設定を変えていない状態だと、一番慎重な手動モードで動いている |
この4つの回は、どれも「何も設定を変えていなければ、Claude Codeは何かする前に確認してくる」という前提のお話でした。第1回と第3回を配信したころは、Claude Codeは本当にそういう動き方をしていましたが、段階的に変わって、今はどのプランでも、何も設定を変えていなければ、ターミナルとVS Codeでは最初から自動モードで始まります(Claude Code v2.1.283 以降)。最初に自動モードで始まったときは、ターミナルの画面の上のほうに、そのことを知らせるお知らせが1回だけ出ます。
今も変わっていないこと(第17回の権限設定の仕組みそのものは、今もそのままです)
- 拒否リストに書いた操作は、どのモードでも止まる
- 確認リストに書いた操作は、自動モードでも、Claude Codeが確認してくる
- 見張り役は、「危ないかどうか」は見るけど、「正しいかどうか」は見ない。確認されずに進んだ作業の結果が合っているかどうかは、今までどおり最後に自分の目で確かめる
今のやり方: 第8回の「『消える』と『外に出る』だけは自分の目でしっかり見る」という線引きは、今もそのまま大事です。ただ、前は確認が出たときに中身を読むだけでよかったのが、今は**「消える」操作と「外に出る」操作を、確認リストに書いておく**ひと手間が必要になりました。
変わったこと2つ目: 第2回の「答えならチャットAI、成果物ならClaude Code」
第2回と第13回では、「欲しいのが『答え』ならチャットAI、欲しいのが『成果物』ならClaude Code」とお伝えしていました。今はチャットのClaudeも、クラウドの作業場所でエクセルやパワーポイントのような成果物まで作るので、この線は引けなくなりました。
第2回のもう1つのお話、「違いは、頭の良さじゃなくて、働く場所」は、今もそのまま成り立ちます。これからは、上の「迷ったときの質問」(開発の仕事かどうか/材料とやり方がパソコンの中にあって、なおかつ、くり返す仕事かどうか)で選んでください。
変わっていないこと
この2つ以外の、第1回から第28回までの内容は、確かめた範囲では、今もそのまま使えます。
- 貼り紙(CLAUDE.md)の書き方と置き場所
- 手順書(スキル)の作り方
- フックの考え方
- モデルの選び方と、考える深さ
- 相談だけのモード(プランモード)
- 会話の再開・枝分かれ・圧縮
確認リストへの入れ方
頼み方の例
確認リストに書くのは、Claude Codeに頼めば大丈夫です。
ファイルを消す操作と、メールを送るような外に出る操作は、毎回確認するように、確認リストに入れて
例えば、毎月パソコンの中の古い見積書のファイルを整理してもらっているなら、その作業の中では「古い見積書のファイルを消すこと」が「消える」操作に当たります。Claude Codeに作ってもらったファイルを、Claude Codeから取引先にメールで送ってもらっているなら、「そのメールを送ること」が「外に出る」操作に当たります。
ファイルを作る・読むといった操作まで全部確認リストに入れると、確認が多すぎて、だんだん中身を読まずに「はい」を押すようになってしまいがちです。確認リストに入れるのは、「消える」と「外に出る」に絞っておくのがおすすめです。
設定ファイルに書かれる形(興味のある方向け)
確認リストは、設定ファイル(settings.json)の permissions の ask に書かれます。例えば、ファイルを消す rm コマンドを毎回確認にすると、次のような形になります。
{
"permissions": {
"ask": [
"Bash(rm *)"
]
}
}
メールを送るアタッチメント(MCP)の道具は、アタッチメントによって名前が違います。「このアタッチメントの、メールを送る道具を確認リストに入れて」と頼めば、Claude Codeが名前を調べて書いてくれます。
前みたいに、全部確認してから動いてほしいとき
- その会話の間だけ: Claude Codeの画面で Shift を押しながら Tab を押すと、モードが切り替わります。自動モードから1回押すと、手動モードになります。今のモードは、画面の一番下のステータスバーに出ています
- 毎回、最初から手動モードで始めたいとき: Claude Codeに「最初は手動モードで始まるように設定して」と頼めば設定してくれます。設定ファイルには、次のような形で書かれます
{
"permissions": {
"defaultMode": "default"
}
}
出典(2026年10月31日に確認)
- Claude Cowork and chat are now one Claude(Anthropic公式ブログ・2026年9月16日)
- Claude Cowork and chat are one Claude(Claudeヘルプセンター)
- Use Claude Cowork on web, desktop, and mobile(Claudeヘルプセンター)
- How do usage and length limits work?(Claudeヘルプセンター)
- Claude Code デスクトップアプリ(Claude Code公式ドキュメント)
- Permission modes(Claude Code公式ドキュメント)