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#4 最初に何を頼めばいいの?— コード以外の仕事から始めよう

2026.08.08 | 27:19

#4 エピソードアート
きょうの持ち帰り最初のお願いは、整理・集計・下書きの雑用から。失敗しても困らなくて、自分で答え合わせできるものを選ぶ。

まず結論

最初に何を頼めばいいのか。ひとことで言うと、「アプリ作りじゃなくて、パソコンの中の『雑用』から」。具体的には、この3つのジャンルです。

「整理」、「集計」、「下書き」。

散らかったファイルの整理。バラバラのデータの集計。メールや書類の下書き。派手なアプリ作りはClaude Codeの「晴れ舞台」であって、日常づかいは地味な作業をコツコツやってくれる道具。誰のパソコンにも必ずある雑用が、最高の練習台になります。

よくある3つの誤解

  1. 「アプリとか作らないと、使う意味がないんでしょ?」 — 包丁と同じで、テレビ映えする華麗な包丁さばきより、毎日の野菜を切る使い方が大事。Claude Codeも、日常の作業をどれだけ楽にできるかが本領です。
  2. 「ちゃんとした指示が書けないと、ダメなんでしょ?」 — Claude Codeとのやりとりは、プロンプト一発勝負ではなく会話。「デスクトップ汚いから、なんとかして」でも、向こうから「こういうことですか?」と聞き返してくれます。面接ではなく井戸端会議です。
  3. 「せっかくなら、仕事で使えるすごいことをやらせないと、もったいない」 — 順番が逆。最初から大事な仕事を任せて失敗すると「もう使えない」で終わってしまう、それが一番もったいないパターン。まずは失敗しても誰も困らない練習環境で感覚を掴むのが先です。

いい「最初のお願い」の3か条

  • 失敗しても困らない — 最悪ぐちゃぐちゃになっても「まぁいっか」で済むものから。
  • 成果がすぐ見える — 数分で結果が出て、パッと目で見てわかるもの。
  • 自分で答え合わせできる — これが一番大事。結果が合っているかを自分自身が判断できるお願いにする。最初のうちは、自分が審判になれる試合だけ、Claude Codeにやらせる。この視点はこの先ずっと使う考え方です。

新入社員に最初に頼む仕事と同じ。いきなり大口の商談は任せず、「失敗してもフォローできて、できたかどうかすぐわかる」仕事から渡してあげてください。

実例3連発 — そのまま真似できる依頼文

実例1(整理): ダウンロードフォルダの大掃除

ダウンロードフォルダの中身を、種類ごとにフォルダ分けして整理して。
半年以上前のファイルは「アーカイブ」っていうフォルダにまとめて

ダウンロードフォルダはたぶん全人類共通で散らかっていて、失敗しても困らない最高の練習環境です。

実例2(集計): レシート・明細の月別まとめ

このフォルダに入ってる経費の明細ファイルを全部読んで、
月ごとの合計金額の一覧表を作って

元のファイルは読むだけで一切いじらず、新しい一覧表が「増える」だけ。出てきた合計を1ヶ月分だけ手動で検算すると、「答え合わせ」の練習にもなります。

実例3(下書き): お知らせの文章のたたき台

町内会の夏祭りのお知らせ文を作って。日時は8月の第1土曜、場所は公民館、
雨天中止、持ち物は特になし。やわらかい感じの文章で

完成品ではなくたたき台。「7割をAIにやらせて、仕上げは自分で」の感覚を掴む練習です。最後の3割を自分がやることに罪悪感は不要。真っ白な画面を前に最初の一文をひねり出す時間が丸ごと消えることが、下書きジャンルの一番の価値です。

最初の1個が「センサー」に変わる

最初の雑用がうまくいくと、「あ、これもClaude Codeに頼めるかも」というセンサーが自分の中で育ちはじめます。面倒な作業にぶつかるたびに候補がポコポコ浮かんで見えるようになる——この状態こそが「AIを使いこなしてる状態」。最初のたった1つの地味な依頼から、世界が広がっていきます。

くわしくは、ぜひ音声でお聴きください。3つの誤解のほどき方から実例の選び方まで、スクールでの実話を交えてじっくりお話ししています。

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